文字バレ

第112話 ステップ




右助「万里花お嬢様折り入ってご相談があるんですが・・・」

テロップ-お前は8巻以来の

マリー「・・・ほぼ100%お忘れであろう読者諸氏の為に説明しておきますと彼の名前は右助、私の犬です」
右助「いつからそんな役職に！！？」
天の声『警察機動部隊第一部隊長です』
マリー「それでなんです？やぶから棒に相談なんて」
右助「・・・実は、実は僕、今、恋をしているんです」



-ジャンプを読んでいて聞いてないマリー
右助「聞いて下さいよお嬢様！！、真剣なんですよ僕はこんな気持ち初めてで・・・
出た学校はずっと男子校だったしヤロウとしか今までつるむ機会もなかったんで
恋愛沙汰の話はてんで苦手でアプローチしようにも何をすりゃいいのか・・・
僕の中でお嬢様は恋愛事にお詳しいイメージがあったんでこんな内容、他に相談出来る奴もいねーし・・・」
マリー「・・・ふむ、・・・まあ右助如きの恋の話などミジンコ程も興味ありませんが
頼られるというのは悪い気しませんね、テキトーに話を聞いて追い返しましょうか」
マリー（分かりました私が力になりますわ）
右助「お嬢様、本音と建前が逆っス、泣きますよオレ」
マリー「それで私にどうして欲しいのですか？」
右助「それはだから・・・女性には最初どんなきっかけで話かければいいのかとか・・・」
マリー「面倒臭いどうして私がそんな事を・・・」
右助「・・・もはや悪びれもしないっスね」
-何か思いつくマリー
右助「ん・・・お嬢・・・？」
マリー「行くわよ右助！！ワイに恋ばいうもんおしえちゃるけん」
右助「ええぇ～！！？、不安すぎて怖いっスよ！！！」

-図書館で勉強してる楽の元へ向かうマリー
マリー「・・・という訳で彼の相談に付き合って下さいませんか楽様」



楽「・・・はぁ、何でオレが・・・、つーかお前なんで当然のようにオレの居場所が分かったんだ？」
マリー「それは発信機が付いてますから、では紹介しますね彼が」
楽「何サラッととんでもない事言ってんだ！！！どこどこどこ！？」
右助「・・・あれ、おめぇは確か・・・」
楽（あ、ファミレスの時の人・・・）
右助「一条んとこのガキ・・・」
-ビビる楽
右助「あ～何心配すんなオレも非番の時にまで荒事起こそうって程野暮じゃねぇよ
それにヤクザのガキってだけでヤクザじゃねぇし、第一お前はお嬢様の婚約者なんだろ？
オレは相葉右助ってんだお嬢様が小さい頃から面倒見ててな・・・」
楽（良かった・・・話の分かる人だ）
右助「お嬢様の買い物を手伝ったり、お嬢様を車で迎えに行ったり、
メロンパン買って来させられたり、まぁ"兄"みたいな存在だな」
楽（それはパシリって言うんじゃ・・・？）
マリー「楽様は恋愛のエキスパートなんですよ今日は私と楽様が恋愛のなんたるかを教えて差し上げますわ」
楽「！！！？ええええ！！？」
楽（おいい・・・！！なんだよその話・・・！！」
マリー「まぁまぁ助けると思って・・・」

右助「そうなのか！！さすがお嬢様の婚約者だな・・・！」
マリー「それで何が知りたいんでしたっけ」
右助「それは・・・女性に話しかける時のきっかけというか・・・」
マリー「・・・ふむ・・・では右助、今から私をデートに誘ってご覧なさい」
右助「えっ！？、僕が・・・お嬢様を・・・！？」
マリー「はいまずはあなたのレベルを知りませんと、いいこと？本気でやらねば容赦しませんわよ？」
右助「わ・・・わかりましたじゃあ・・・、あ・・・あの今度の日曜日良かったら・・・」
-どつくマリー
右助「あだぁ！！？」
マリー「ぬるい！！ぬるいですわ右助！！そんな拙い文句で女がついて来るとでもお思いですか！！」
右助「えっ・・・その・・・ダメでしたか・・・！？」
マリー「いいですか右助、女という生き物はいつだってステキな殿方の熱いお誘いを待っているの
そんな安っぽい言葉ではダメもっと力強い言葉を求めているのよ、
では私達が見本を見せますわ、楽様、私をデートに誘って下さい」
楽「えっ！！（そんないきなり言われても・・・）え・・・えーと・・・、
な・・・なぁ橘、今度の週末良かったらオレと・・・」
マリー｢行きますわ」
楽「デートに・・・早いな、早すぎるだろ橘・・・これじゃ何の見本にも・・・」
マリー「見ました右助コレですよコレ」
右助「え・・・いやあんまり僕との違いが分からな・・・」
マリー「それはあなたのレベルが低すぎるから分からないだけですこの未熟者めが」
右助「そっ・・・そうなんスか・・・！！そりゃ失礼を・・・」
楽（かわいそうだなこの人・・・）
マリー「では次のステップに参りましょう、次は首尾良くデートに誘った後の・・・スキンシップですね・・・！」
右助「スキンシップ・・・」
マリー「さぁ右助、私にさりげなくスキンシップを取ってごらんなさい」
右助「ええいいんスかお嬢様の体に触れてしまって・・・！！」
マリー「当然ですさぁ早く・・・」
右助「いえ・・・しかし・・・未婚の女性の体に触れたら妊娠させてしまうという噂が・・・」
マリー「小学生かおどれは」
右助「で・・・では・・・」
-マリーの手に触れようとした右助にジャーマンスープレックスをかけるマリー
マリー「甘い！！甘いですわ右助！！そんが如きスキンシップで女が満足すっと思いよっとか！！！
女はいつでもぬくもりを求めているんですスキンシップとは言葉ではなく体で愛を伝える行為・・・！！
男なら黙って行動で愛を示すのです・・・！！！、では楽様実践です」
楽「ちょい待てコラー！！」


マリー「いいですか？お手本なのですから右助のような軽いのではダメですよ？もっとガッと・・・ガッと・・・！！」
楽「（こいつ・・・今日コレが狙いで来たな・・・いやだからって！！どこをどう触れってんだよ・・・！！
女の子の体にそう簡単に触れられるわけねぇだろ！！ホントこいつはいつもいつも～！！）・・・くっ・・・」
-マリーの頭をなでなでする楽

マリー「あはぁ・・・！！」
倒れるマリー
右助「お嬢様ー！！」
マリー「くふっ・・・見てましたか右助コレですよコレ、私は今たくさんの愛を受け取ったのです」
右助「いっ・・・今のが正解なんスか・・・良く分かんなかったけど分かったっス・・・！！」
楽（何をやってるんだろうオレは・・・）
マリー「コホン・・・それでは最後のステップと参りましょうか、最後は・・・プロポーズです」
右助「プロポーズ！！？、いや・・・あのお嬢様・・・オレいきなりそこまでは・・・」
マリー「情けない！！情けないですわ右助！！いい大人が最初はお友達からなどと鼻で笑われますわ！！
プロポーズこそ究極の愛の伝え方なのです！！！、さぁ楽様いっちょ見せつけてやって下さいまし・・・」
楽（楽しみすぎだろこのヤロウ・・・）
マリー「あ、結婚して下さいとかベタなのはナシですよもっと強烈なのお願いします」
楽（ハードル上げ過ぎじゃない！！？、んな事言われたってどうしたら・・）
-マリーが言った「男なら黙って行動で愛を示すのです」を思い出し薬指に指輪をハメル振りをする楽
楽「・・・こんな感じか？」
マリー「ぐっはあ！！！」
-また倒れるマリー
右助「お嬢様ー！！！」
マリー「ぐふっ・・・見ましたか右助コレですよコレ・・・」
右助「はい・・・！！しかと見ました・・・！！」
マリー「ハァ私には見える金色のダイヤで出来たプラチナっぽいシルバーリング・・・」
楽（それは何製のリングだ？）
右助「・・・兄貴って呼んでいいスか」
楽「やめろ」
マリー「・・・さぁ右助、私達に教えられる事は全て教えましたあとは勇気だけです」
右助「はいお嬢様！！、僕今からこの思いを伝えに行ってきます！！ありがとうございました！！」
-立ち去る右助
マリー「・・・では尾けますか楽様」
楽「心底楽しんでるなお前」

-ファミレス辺りの近くにいる本田に声を掛ける右助
右助「本田さ～ん！！あ・・・あの・・・実はお話が・・・」
楽「あの人、お前の付き人じゃ・・・」
マリー（好きな人って本田ー！！？）
右助「あああああの・・・！！今度の週末・・・オレと・・・！！！」
-本田を鷲掴みでなでなでし左指にリングをハメる右助
右助「結婚して下さい・・・！！！」
-助走をつけてシャイニングウィザードを右助かます本田
右助「・・・あのダメだったんですけど・・・」
マリー「まぁそういう時もありますよね」
楽（ホントかわいそうだなこの人・・・）

テロップ-武藤クラスのシャイニングウィザード！！

犬ってｗｗ

右助と本田さんのコンビなんかいいかも

マリーええなｗｗｗ