■中梅が見たものとは…!?


鉄平「エリア１(あの場所)で…キミに見えたものを教えて欲しい…」

思い出そうとする中梅が震えだし、恐怖のあまり白髪になっていくほど。


鉄平（思い出すだけで白髪に…尋常ではない恐怖心…一体何を見た…？）



鉄平
「すべての大陸の始まりの島…”エリア１”…
そこには竜王デロウスの棲み処があるらしいが その竜王が最近動きだしたと聞く…


他の八王にも動きがみられるらしいが…迫る”グルメ日食に伴うものなのか…
それとも…”エリア６”にある巨大な貝の中で行われているという”調理”…
ブルーニトロ達が長年”エリア１”でやっていることと同じらしいが…その調理が最終段階に入っていることを示しているのか…


キミはあの調理場へ連れて行かれた数少ない料理人の一人…
教えてほしい…何を見たのか…
“復活”しようとしている者の正体を…」


怯える中梅「て…鉄平さん…ここから逃げるって…

だ…ダメです…脱出しても…どこへ逃げても…無駄です…きっと…みんな…」

「みんな食べられてしまうでしょう…」

「そいつに…」

あのアカシアっぽい怪物のモコモコが膨らみ、さらなる怪物へと変身を遂げていく。

---

そのころ、ジョアはキッチンで調理中。
何やら卵のようなものを冷蔵庫へしまう。

とそこで何者かの気配に気付くジョア。

ジョア「…虫が…入りましたね…」

---

鉄平は中梅を抱え、アジトを脱出中。


鉄平「ヤバイ生物はいくらでも再生させてきた 次郎(ジジイ)の後始末でな」

「キミが見た生物(もの)は例えるなら”究極の捕食生物”と言ったところか…心配いらないさ オレの知り合いには…”食欲”なら誰にも負けねェ食いしん坊達がいる 怒らせたら死ぬほど恐い ジイさんやバアさんもな…」





「そいつらが逆に 焼いて食っちまうかもしれねーぜ」


とそこで、前方から迫る人食い芝に気付く鉄平。
上空に飛んでかわすが、今度は別方向から粘液のようなものが襲い掛かる。

それを躱していく鉄平の動きがピタっと止まる。

「"一時停止”」

現れた謎の人物は次に「”早戻し”」と口にする。

と同時に鉄平の動きが元に戻る。






「"再生”」

再び鉄平の正面から粘液が襲い掛かり、今度は捕らえられてしまう鉄平たち。

鉄平「なにっ!!?」

粘液は建物の壁にも散らばり、あっというまに蜘蛛の巣のように。
さしずめ、鉄平たちは捕らえられた獲物。

鉄平（今の技は…）


捕らえられた鉄平たちに迫る蜘蛛。

「ふぉっふぉっふぉっ “再生”とは実に素晴らしい」

「新たな能力を肉付けすることも容易(たやす)い 従事していて正解だった」

その蜘蛛の正体は美食人間国宝のモーヤンシャイシャイ。


鉄平「モーヤンシャイシャイ…うちの師匠がずいぶん探してたぜ ドえらい生物(モン)を再生させようとしてるのはあんただよな？」

モーヤン「私はお手伝いをさせていただいているだけ…ジョア様の大事な調理のな…にしても鉄平や…」

「師匠がバカなら弟子もバカというところか…間違った方向へ行く者を更生させるのもまた再生屋(わたし)の仕事かの」

鉄平「ならオレがあんたを更生させよう かつて”死の大陸”を一瞬にして緑に変え…”国宝”と呼ばれた時代(ころ)のあんたへ…!!」

モーヤン「”糸槍”!!」

鉄平「ウッドスピア!!」

２人の技がぶつかりあう…と思いきや、モーヤンが”早送り”を発動。
鉄平の攻撃を一気に追い越す。

鉄平（速い!! “酸樹液”!!）

酸で糸を溶かし、脱出して攻撃をかわす。


逃げようとする鉄平を再度捕えたのはジョージョー　一緒に来たザウスと光才老　
3人共異形の姿（ザウスは羽が生え光才老はタコ　ｼﾞｮｼﾞｮｰは蛙）





ジョージョーの舌は切れた瞬間に再生するカメレオンの舌ゆえに切れないと豪語するも　一瞬で何者かに斬られる
斬ったのはアルファロの金の皿　





『騒ぐなジョージョー　ボスは特に怒っていなかったぞ・・・』構える異形の３人
『ただ必ず始末すると優しくおっしゃっていたよ・・・・』
『今な』
一瞬でハングリートングの餌食になる３人





３人の背後に立つ三虎