僕のヒーローアカデミア ネタバレ 87話
『GEKITOTSU（ゲキトツ）』

カラー扉絵
「オールマイトの顔アップ」

煽り
「この男、正義」

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【倉庫前】

デク達が通りすがり風にチラチラと
門扉の間から様子を覗う

切島
「電気も点いてねーし、
　中に人がいる感じはねえな」

飯田
「木を隠すなら森の中…
　廃倉庫を装ってるワケだな」

デク
（正面のドア、下に雑草が繁ってる…
　他に出入口があるのか？

　どうにか中の様子を
　確認出来ないものか…）

その時、背後から声が聞こえる

？
「おい」

デク
「！！」

その声は酔っぱらいサラリーマン

酔っぱらいサラリーマンA
「ホステス～、
　何してんだよホステス～！
　俺たちと飲みましょ～」

酔っぱらいサラリーマンB
「やーめとけ、バカ！」

デク
「オッラァ」

飯田
「パッ パイオツカイデー
　チャンネー」

怯んでいる八百万

轟
「一旦離れよう」



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路上の自販機脇で話すデク達

轟
「多くはねえが人通りもある…」

八百万
「目立つ動きは出来ませんわよ
　どうされますの？」

デク
「…裏に回ってみよう
　どれだけか細くても
　僕らにはここしか情報がない」

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塀と隣の倉庫との狭い間を
進んでいくデクたち
（並び順はデク、飯田、轟、切島、八百万）

八百万
「狭いですわ…つっかえそう」

切島
「…」

切島が八百万のつっかえるモノを
想像しているような表情



デク
「安全を確信出来ない限り動けない…
　ここなら人目はないし…！」

その時、倉庫の窓に気付くデク
塀よりも少し上の方にある窓

デク
「あの高さなら、
　中の様子見れそうだよ！」

轟
「この暗さで見れるか？」

八百万
「それなら私、暗視鏡を…」

切島
「いや！八百万、それ俺、
　持って来てんだな実は」

暗視鏡を取り出す切島

八百万
「ええ！すごい何で！？」

切島
「アマゾンには何でもあって
　すぐ届くんだ

　一つしか買えなかったけど

　やれる事考えた時に…
　要ると思ってよ」

デク
「それめっちゃ高いやつじゃない！？

　僕もコスチューム考えた時
　ネットで見たけど、

　確か5万くらいしたような…」

切島
「値段はいんだよ言うな」

轟
「よしじゃあ、緑谷と切島が見ろ
　俺と飯田で担ごう」

デク
「せまいな…」

飯田
「あまり身を乗り出すなよ
　危ないと思ったら
　すぐ逃げ出せるよう」

轟
「飯田ちょっと下がれるか？」

轟がデクを肩の上に立たせる
飯田が切島を肩の上に立たせる


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飯田
「様子を教えたまえ、
　切島くんどうなってる！？」

暗視鏡で窓を覗く切島

切島
「んあー…汚ねーだけで…
　特に…は…うおっ！」

ゾアッとしてバランスを崩す切島



デク
「切島くん！？」

切島
「っべェ！」

飯田
「おい！」

轟
「どうした何見えた！？切島！！」

切島う
「左奥…！緑谷、左奥！見ろ！」

切島がデクに暗視鏡を渡す
デクが暗視鏡を見る

デク
「！？ウソだろ…！？
　あんな…無造作に…
　…アレ…全部…脳無…！？」

倉庫内にはたくさんの水槽があり
その中には脳無が入っていた



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【ヴィランバー】

爆豪
「先生ぇ…？
　てめェがボスじゃねぇのかよ…！
　白けんな」

死柄木
「黒霧、コンプレス
　また眠らせてしまっておけ

　ここまで人の話聞かねーとは
　…逆に感心するぜ」

爆豪
「聞いて欲しけりゃ
　土下座して死ね！」

爆豪
（最大火力でブッ飛ばしてえが…
　ワープ野郎が邪魔すぎる…

　考えろ…！どうにか隙作って
　後ろのドアから…）

その時、爆豪の後ろのドアから
こんこんとノック音が聞こえる

一同
「！？」

ドアの外の声
「どーもォ、ピザーラ神野店です」

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次の瞬間、オールマイトが
壁を壊して現れる
（ドアからではなく壁から）



スピナー
「何だあ！！？」

死柄木
「黒霧！」

黒霧
「ゲート…」

シンリンカムイ
「先制必縛【ウルシ鎖牢】！！」

カムイの左腕から木の根が伸びて、
ヴィラン達を一瞬にして拘束する



荼毘
「木ィ！？んなもん…」

荼毘が炎を発動しようとした時、
グラントリノが現れ蹴りを入れる
荼毘がカクッと気絶する

グラントリノ
「逸んなよ
　おとなしくしといた方が…
　身の為だぜ」

オールマイト
「さすが若手実力派だ、
　シンリンカムイ！」

ドキドキしているシンリンカムイ

オールマイト
「そして目にも止まらぬ
　古豪グラントリノ！」

跳躍しているグラントリノ

オールマイト
「もう逃げられんぞ、
　ヴィラン連合… 何故って！？
　我々が来た！」



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木に拘束されていヴィラン達

Mr.コンプレス
「オールマイト…！！
　あの会見後に…まさか…
　タイミング示し合わせて…！」

トゥワイス
「木の人！引っ張んなってば！
　押せよ！」

ヒミコ
「や～！」

エッジショットが
ドアの隙間から入ってくる
（ピザ屋を装った）

エッジショット
「攻勢時ほど守りが
　疎かになるものだ…」

エッジショットがドアの内鍵を
ガチャガチャで開錠する

エッジショット
「ピザーラ神野店は
　俺たちだけじゃない」

エッジショットがドアを開ける
警官隊が中に入ってくる

エッジショット
「外はあのエンデヴァーをはじめ
　手練れのヒーローと警察が
　包囲している」

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【雑居ビル前】

エンデヴァー
「塚内ィ！
　何故あのメリケン男が突入で、
　俺が包囲なんだ！」

塚内
「万が一捕り漏らした場合、
　君の方が視野が広い」

エンデヴァー
「シャ！」

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【ヴィランバー】

爆豪を見るオールマイト

オールマイト
「怖かったろうに…よく耐えた
　！ごめんな…もう大丈夫だ、少年！」

爆豪
「こっ…怖くねえよ
　ヨユーだ、クソッ！」

強がる爆豪の表情



死柄木
「せっかく色々こねくり回してたのに…
　…何そっちから来てくれてんだよ、
　ラスボス…」

死柄木
（全員押さえられた…
　簡単には逃げられない…）

死柄木
「仕方がない…俺達だけじゃない…
　…そりゃあ、こっちもだ
　持って来れるだけ持って来い！」

オールマイト
（脳無だな！！）

木で拘束状態の黒霧がワープゲートで
脳無を出そうとするが…何も起こらない

死柄木
「…」

黒霧
「すみません、死柄木弔
　所定の位置にあるハズの
　脳無が…ない…！」

死柄木
「！？」

オールマイト
「やはり君はまだまだ青二才だ
　死柄木！」

死柄木
「あ？」

オールマイト
「ヴィラン連合よ
　君らは舐めすぎだ少年の魂を」

爆豪の肩に手を置くオールマイト

オールマイト
「そして我々の怒りを！」

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巨大化したMt.レディが
警察車両を左足に履き
倉庫の壁を踏み潰し破壊する

塀にへばりついているデク達が
それを見て驚愕する

倉庫の中に入ったヒーロー達

8体の脳無を繊維で拘束するジーニスト
裸の女性を抱き上げる虎
（マグドール？）

立ちはだかるサカマタ
脳無を掴みあげるMt.レディ



Mt.レディが右手に掴んだ
ネホニャン脳無を見る

Mt.レディ
「キモーイ」

ジーニスト
「脳無格納庫制圧完了」

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死柄木に言うオールマイト

オールマイト
「おいたが過ぎたな
　ここで終わりだ、死柄木弔！！」



煽り
「圧倒的！！これがヒーロー！！」

僕のヒーローアカデミア ネタバレ 88話へ続く