フェアリーテイル ネタバレ 487話
『第三の印』

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扉絵カラー
「大きくガジル、レビィ、
　小さくナツ、ルーシィ、ハッピー」

煽り
「我思う、ゆえにオマエあり」

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ナツ達が地面に降り立ち
オーガストと対峙する

オーガスト
「これはどういう事だ、
　ブランディッシュ」

ブランディッシュ
「私はあなたと交渉しにきたの」

オーガスト
「ジェイコブは殺されたのか？」

ブランディッシュ
「彼等によって倒された
　死んでない
　捕虜になってるわ

　ゴッドセレナは？
　一緒だったはず」

オーガスト
「【共に】おるよ」

オーガストが自分の胸に手を当てる



ルーシィがナツに話しかける

ルーシィ
「ブランディッシュの魔力も
　凄いんだけど…
　オーガストの魔力って…」

ナツ
「それ以上だ」

ドランバルト
（ナツもルーシィも
　感覚がどうかしてんじゃねぇのか
　こいつは次元が違うぞ…（汗）

オーガストがブランに言う

オーガスト
「さて、交渉とはどういう意味かな？」

ブランディッシュ
「手を引いて欲しいの」

オーガスト
「ふむ…見たところ拷問を
　受けた様子もない

　何かあればそなたは
　我々を裏切る事になるのか」

ブランディッシュ
「裏切るわけないじゃない
　私はアルバレスの人間…

　ただこの戦争に
　意味を感じないの」

オーガスト
「それを陛下への
　裏切りと言うのだよ

　我々は陛下に命を捧げる身

　陛下の戦いに意味を理解できぬのなら
　それは敵でしか無い」

冷や汗をかくナツ、ブラン達に
そう言い放つオーガスト



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【フィオーレ北方】

ローグ、スティング、ミネルバ、
ユキノ、リサーナ、エルフマン達は
モブの敵達と戦っている

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ガジル、レビィは
ブラッドマンと対峙している

ガジル
「オマエ、本当に大丈夫なのか？
　この魔障粒子」

レビィ
「固体文字（ソリッドスクリプト）
　マスクは完璧よ」

ブラッドマンが指を立て始める

ブラッドマン
「第一の印は魔障粒子にて
　魔力を奪い

　第二の印が躯の畑にて
　黄泉の扉を開く

　第三の印は死神が
　命の審判を下す

　三まで行ったら戻れぬぞ
　生者の世界に」

ガジル
「どんだけ凄んで見せても
　オマエは大した魔力じゃねぇ

　他の12（スプリガン）の方が
　迫力あるぜ」

ブラッドマン
「我が操るは【呪力】ぞ」

粒子の姿になるブラッドマン



ガジル
「！」

レビィ
「コイツ…人間じゃない！？」

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ブラッドマン
「冥界より噴き出す九鬼の呪力
　呪法【爆螺旋】！！」

地面の骸が爆発すると共に
螺旋状に攻撃してくる
吹っ飛ばされるガジル、レビィ

ガジル
「うぁあ！！」

レビィ
「きゃあぁぁ！！」

ブラッドマン
「天下五剣【鬼丸】！！」

振りかぶった腕を
横に振るうブラッドマン

十字の斬撃がガジルに向かう
ガジルが両腕で防御する

ブラッドマン
「【天地晦冥】！！」

辺りが海のようになる

ガジル
「この技は…」

レビィ
「まさか！」

以前、倒したタルタロス達の描写

ガジル
「こいつ…タルタロスの呪法を
　全部使えるのか！？」

レビィ
「でも同じ技は2度とくらわない
　【ソリッドスクリプトホール】！！」

レビィが出現させた穴に
水が吸い込まれていく

ガジル
「ナイス、レビィ」

ガジルがブラッドマンに向かう
同時に技を放つブラッドマン、ガジル

ブラッドマン
「【氷魔の激昂】！！」

ガジル
「【鉄竜の咆哮】！！」

両者の攻撃がぶつかり合い
相殺されていく



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その時、地面から触手のようなモノが伸び
ガジルとレビィの足を掴んで来る

ガジル＆レビィ
「！！」

ブラッドマン
「九鬼を超える呪法を見よ
　黄泉へ黄泉へ…死人が歩く」

ガジル
「マズイ！！」

ブラッドマン
「第三の印解放
　【オーバースケルター】！！」

たくさんの躯が一気に襲う
飲み込まれるガジル＆レビィ

ガジル＆レビィ
「うわあああああああ！！」



ガジルが骸をかき分けて、
レビィを掴んで渦の外に出る

ガジル
「レビィ！！」

ブラッドマン
「脱出した？命を狩る渦から」

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ガジル
「う…う…ぐ…」

レビィ
「ごほっ…ごほっ…うぶっ！」

咳込んだレビィが血を吐く

ガジル
「レビィ…マスクだ！！
　マスクが外れてんぞ！！」

レビィ
「ゴメン…本当は…
　最初から効果なかったの…」

ガジル
「！？」

レビィ
「魔障粒子って皮膚からも
　吸収しちゃうんだよ
　本当…弱いなぁ…私…」

ガジル
「じゃあ何でここに来たんだよ！！」

レビィ
「助けたかったから…」

そう言ってその場に倒れるレビィ

ガジル
「レビィー！！
　今すぐあのヤロォ
　ぶっ倒してやるからな！！」

ガジルがブラッドマンにツッコミ
攻撃を放っていく

だが粒子の身体のブラッドマンには
その攻撃は当たらない

ブラッドマン
「無駄な事を…」

ブラッドマンがガジルの脇腹を貫く

ガジル
「がはっ！！」

レビィ
「ガジル…」

それでも攻撃し続けるガジル

ブラッドマン
「我に攻撃は効かぬ」

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今までの事が脳裏をよぎるガジル

ガジル
【何で俺だけ猫いねんだ】

スティング
【やっとなれたんだね
　本物の滅龍魔道士に…】

【ドラゴンフォース…】

【はい！
　1年で使えるようになりました】

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ガジル
（いつも後れをとっていた

　それが悔しくて、情けなくて
　逃げ出したくもなったぜ

　けどよォ、そんな事ァ
　もうどうでもいい…

　惚れた女守れりゃ
　それで十分だ！！）

レビィ
（ダメ…）

ブラッドマン
「！こやつ魔障粒子を喰らって…

　魔障粒子はエーテルナノを
　破壊するものぞ

　同化などできぬ」

レビィ
「それはダメだよガジル…」

ガジルが変身する



ブラッドマン
（何だこれは…黒い鉄…
　鉄【くろがね】…）

レビィ
「戻れなくなっちゃう…」

ブラッドマン
（まさか魔障粒子に含まれる
　微量の鉄分を頼りに毒を喰った）

ブラッドマンを殴るガジル

ブラッドマン
「ぐおっ！がはっ！
　我が攻撃を受けている！？

　我を捕らえる為に…
　それだけの為に同じ属性に
　なったというのか！！

ガジルがブラッドマンに
拳を連打してくる

ブラッドマン
「ごっ！が！！…認めぬ！！
　認めぬぞこんな人間…！！」

ガジル
「おおおぉお！！！！！」

ガジル
（オレは…レビィをギルドに
　連れて帰るんだァ！！）」

渾身の一撃を喰らわせるガジル

ブラッドマン
「あああああ！！」



ブラッドマンが消えていく
ガジルの顔も戻っている
安心した様子のレビィ

ガジル
「レビィ…」

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だがその時、ガジルに触手が伸びる
それに掴まれるガジル

レビィ
「！」

ガジル
「ぐっ！」

ブラッドマン
「ただでは死なぬ
　道連れじゃあァァ！！」



フェアリーテイル ネタバレ 488話 ネタバレ
『ずっと二人で』に続く