七つの大罪 ネタバレ 176話
『闇は語る』

扉絵
「七つの大罪の時のメリオダス達
　酒を飲みながらトランプをしている」

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メリオダスのリベンジ・カウンターを
片手で止めたエスタロッサ

力尽きて倒れたメリオダスの肋骨を
エスタロッサが踏み折っていく

エスタロッサ
「懐かしいなぁメリオダス
　もっとよく声を聞かせてくれよ」

メリオダス
「ぐ…あぁああっっ！！」

メラスキュラ
「一瞬どうなるかとヒヤヒヤしたけど
　さすがねエスタロッサ」

踏み続けられるメリオダス

メリオダス
「ぐぁああああああああ！！」

メラスキュラ
「グロキシニア、ちょうど良かったわ
　私の傷を治してもらえない？」

グロキシニア
「…いいっスけど
　これで【生命の雫】は打ち止めっスよ
　バスキアス第7形態【生命の雫】」

焦げた体が元に戻るメラスキュラ

メラスキュラ
「あぁあっ…ああぁあ～はあん♡」

ピク…と何かに反応したデリエリ

デリエリ
「おいエスタロッサ
　ケツから言っていいのか？」

エスタロッサはメリオダスを
踏み続けている

メリオダス
「うぐうう…あああああ！！」

モンスピート
「どうもさっきから
　妙な視線を感じる

　おそらくはメリオダス一派の
　可能性が高いが、

　このまま放っといていいのか？
　…ということだな？」

デリエリ
「ん」

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水晶を見ているホーク達

ホーク
「ババ…バレてる！？」

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グレイロード
「七つの大罪…
　メリオダスの新しい…仲間」

メリオダスの首掴むエスタロッサ

エスタロッサ
「新しい仲間…ねぇ
　今度はいつ裏切るんだ？

　十戒の統率者だったお前が
　俺らを見捨てた時みてぇに…」

大罪達
「！？」

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【エスタロッサ回想】

当時の十戒達、中央にはメリオダス

後ろ左からゴウセル（？）、ガラン、
浮遊する者、ヒゲ男、ドロール（？）、
子供メラスキュラ、モンスピート、デリエリ
そして右下に小さい頃のエスタロッサ



エスタロッサナレ
（あの頃のオマエの強さ…
　非情さは凄まじかったなぁ
　
　誰もがオマエこそ次代の魔神王に
　ふさましいと認めていたよ）

女神族と戦っているエスタロッサ

だが当時のエスタロッサには
女神族は強く苦戦する

吐血するエスタロッサに
カマを振るってくる女神族

その時、メリオダスが現れて
女神族を一撃で沈める



エスタロッサナレ
（十戒ですら手をこまねいていた
　女神族もお前を畏（おそ）れ

　決して近づこうとしなかった
　俺の憧れでもあった）

【回想終了】

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メリオダスを持ち上げるエスタロッサ

エスタロッサ
「…だがお前は突如、俺達を裏切ると
　魔界を滅茶苦茶に破壊し姿を消した

　居合わせた十戒2人を惨殺してな

　ドロールとグロキシニア、
　あいつらが後に入るまで
　十戒には2つの空席があった

　…それまで保たれていた魔神族と
　女神族の均衡は見事に崩れ…

　好機と見るや女神族は魔神族を
　一気に潰さんと他種族をけしかけた…

　…三千年前の戦争はお前が始めたんだよ

　教えてくれ…どうやったら
　そんな楽しいこと思いつくんだ？」



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どよめくエスカノール達

エスカノール
「…三千年前、五種族を巻き込み
　ブリタニアでちみどろの戦いを
　起こした張本人が…団長…？」

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エスタロッサ
「今度は十戒に代わって
　七つの大罪か

　腹の中じゃ次はいつ
　裏切ってやろうかワクワク
　胸を躍らせているんだろ？

　悪い奴だよなァ」

メリオダスを投げるエスタロッサ

メリオダス
「ごほっ……ザ…ス」

エスタロッサ
「ん～？なんか言ったか？」

エスタロッサの背後に
メラスキュラが立つ

メラスキュラ
「メリオダスのとどめは
　私に刺させて頂戴」

エスタロッサ
「…お前に？なんで？」

メラスキュラ
「こいつの仲間、七つの大罪には
　散々な目に遭わされたの…

　…おいたの責任が
　仲間の彼にあるのは当然でしょ？」

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ジェリコ
「やべ…あいつまさか魂を…バン！！」

バンの方を見る一同

キング
「バ…バン！？」

ディアンヌ
「わ～///」

キングとディアンヌが顔を赤らめる
バンとエレインが抱擁し合っていた



エレイン
「…あなたが私に許しを
　求める必要なんてない」

バン
「…サンキュ」

バンがギルフロストを見る

バン
「おい、そこの魔術師♪」

ギルフロスト
「…？」

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【メリオダスサイド】

魔法を唱えているメラスキュラ

倒れているメリオダスが
魂を抜かれまいと必死に耐える

メリオダス
「う…ぐ…」

メラスキュラ
「あら…抵抗するわね
　けど、私も死者を操る専門家なの

　動けぬあなたの魂を
　取り出す事くらい造作もないわ」

エスタロッサ
「…」

無言で見ているエスタロッサ

メラスキュラ
「【招来魂】」

メリオダスの口から魂が出る



ナレーション
「この瞬間…十戒は侵入者に
　全く気がつかなかった
　バンが既にその場にいる事に…」

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【バン回想】

先程のバンとエレインの会話

バン
「…お前をまた失っちまう事に
　なるかもしれねぇ

　でも俺はいつか必ず
　お前を生き返らせる

　だから…」

エレイン
「いいのよバン、彼を助けてあげて…
　…あなたが私に許しを
　求める必要なんてない」

【回想終了】

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ギルフロストにより
転送されたバン

【絶気配】（ゼロサイン）という
誰にも気付かれない技を使い

他の十戒達に気づかれる事なく
メラスキュラに近づいていく

メラスキュラ
「メリオダス、あなたの魂は
　どんな味がすー…」

メラスキュラの首をへし折るバン

メラスキュラ
「るぎべ？」



メラスキュラ
「おま…べば？
　がばぼ…ごぼば！？」

バン
「何言ってっかわかんねーし♬」

十戒達
「！？」

バン
「【獲物狩り(フォックスハント)】

バンがメラスキュラの体から
5つの心臓を瞬時に抜き取る
更に5個の心臓を全て踏み潰すバン

メリオダス
「バカ…野郎…
　なんで…来たん…だ」

バン
「バカはどっちだ
　いいカッコすんなよな♬」

メリオダス
「お前は…大バカ野郎だぜ…！！」

バン
「ま♬バカダチ同士、
　気が合うってやつだな～♬」



煽り
「全てを犠牲にしても、
　友のもとへ！！

　バンの決意が、覚悟が、友との絆が、
　十戒の前に立ちはだかる！！

　あと一瞬遅ければ、全てが終わっていた！！
　しかし、七つの大罪にはまだこの男がいる！！」

七つの大罪 ネタバレ 177話
『僕が君にしてあげられること』に続く