僕のヒーローアカデミア ネタバレ 93話
『残り火ワンフォーオール』

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【オールマイト回想】

瀬戸際のオールマイトが
志村の言葉を思い出していた

学生時代のオールマイトの描写

志村
「限界だーって感じたら思い出せ」

オールマイト
「…思い出す…」

志村
「何の為に拳を握るのか」

オールマイト
「何の為に…」

志村
「原点（オリジン）ってやつさ！
　そいつがお前を限界の
　少し先まで連れてってくれる！」

オールマイト
「皆が笑って暮らせる世の中にしたいです
　その為には…【象徴】が必要です」

【回想終了】

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オールマイトがボロボロになりながらも
右腕だけをマッスルフォームにする



グラントリノの以前の言葉を思い返す

グラントリノ
【まだ動けるな！？限界超えろ！】

瓦礫に倒れているグラントリノ

グラントリノ
「痛…っ」

グラントリノ
（あれ程の大規模攻撃を
　何度も相殺した…
　とうに活動限界を迎えている…

　右手のみのマッスルフォーム、
　その歪な姿が物語っている…）

浮かび上がるオールフォーワン

オールフォーワン
「渾身、それが最後の一振りだね、
　オールマイト

　手負いのヒーローが
　最も恐ろしい」

上空に上昇するオールフォーワン

オールフォーワン
「腸（はらわた）を撒き散らし
　迫ってくる君の顔…
　今でもたまに夢に見る
　二･三振りは見といた方がいいな」

オールフォーワンが
右腕を肥大化させる

だが直歩、オールフォーワンに
炎の攻撃が迫ってくる

オールフォーワンが右腕を振り
炎を蹴散らす

その炎はエンデヴァーによるモノだった
またエッジショットもいる



オールマイト
「！」

エンデヴァー
「なんだ、貴様…その姿は何だ！
　オールマイトォ！！」

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【ヴィランバー前】

脳無達が警官隊に拘束されている
確保されている指揮をする塚内

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【オールマイトサイド】

オールフォーワン
「全て中位（ミドルレンジ）とはいえ…
　あの脳無達をもう制圧したか
　さすがNo.2にのぼりつめた男」

エンデヴァー
「貴様（オールマイト）…」

青年の時のエンデヴァーが
当時のオールマイトを見ている描写



エンデヴァーナレ
（貴様を超えようと研鑽を重ねてきた…！
　重ねる程に痛感する

　貴様との差が…貴様の背中が…！
　絶望が！俺を…）

息子の顔、妻の顔が思い浮かぶ

エンデヴァー
「なんだ、そのっ！
　情けない背中は！」

オールマイト
「…」

オールフォーワン
「応援に来ただけなら、
　観客らしく大人しくしててくれ」

エッジショット
「抜かせ、破壊者
　俺たちは救けに来たんだ」

だが直後、エッジショットが飛び出し
オールフォーワンに攻撃を仕掛ける

だがオールフォーワンは
エッジショットを躱す

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その時、地面ではシンリンカムイが
Mt.レディ、ジーニスト、ギャングオルカを
ツタで救出していた

シンリンカムイ
「頑張ったんだな…！Mt.レディ」

虎がラグドールを抱きかかえながら
先週の一般人女性を助け出す　



虎
「我々…には、これくらいしか出来ぬ…
　あなたの背負うものを、少しでも…」

オールマイト
「虎…」

上空ではオールフォーワンと
戦っているエッジショット

援護でエンデヴァーが
炎攻撃を仕掛けている

虎
「あの邪悪な輩（やから）を
　止めてくれ、オールマイト

　皆、あなたの勝利を願っている…！

　どんな姿でも、あなたは皆の
　No.1ヒーローなのだ！

　みんな、あなたの勝利を
　願っている」

グラントリノがオールマイトの方を見る

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【グラントリノ回想】

若き日のグラントリノが
志村と話している



グラントリノ
「八木俊典？」

志村
「面白い奴だよ、イカレてる

　いわく…犯罪が減らないのは、
　国民に心の拠り所がないからだと　

　この国には今【柱】がないんだって
　だから自分がその【柱】になるんだって」

【回想終了】

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人々の描写が入る

街頭ビジョンを見上げる人々
報道ヘリコプターの人々
スマホ画面を見る人々
TVを見る人々
イレイザー、校長、ブラド
切島、飯田、轟、八百万
爆轟、デク

皆がオールマイトを応援している

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オールフォーワン
「煩わしい」

オールフォーワンが衝撃を放出する

オールフォーワン
「精神の話はよして、
　現実の話をしよう

オールフォーワン
「筋骨発条（バネ）化、瞬発力×4
　膂力（りょりょく）増強×3、増殖、
　肥大化、鋲（びょう）、
　エアウォーク、槍骨（そうこつ）

　今までのような衝撃波では
　体力を削るだけで、確実性がない

　確実に殺す為に、今の僕が
　掛け合わされる最高・最適の
　個性たちで…君を殴る」

右腕が超肥大化するオールフォーワン



オールフォーワンがオールマイトに
高速で向かって行く

オールフォーワン
（先程手を合わせて
　ようやく確信を得たよ、
　オールマイト

　君の中にもう
　ワンフォーオールはない

　君が今使っているのは
　余韻…残りカス…
　譲渡した後の残り火だ

　そしてその火は使うたびに
　弱まっている…

　もはや吹かずとも消え行く
　弱々しい光…）

オールフォーワン
「緑谷出久、譲渡先は彼だろう？

　資格も無しに来てしまって…
　まるで制御出来てないじゃないか

　存分に悔いて死ぬといいよ、
　オールマイト

　先生としても、君の負けだ」

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オールマイトとオールフォーワンが
互いに向かって行く



互いの右腕の攻撃が衝突する
衝突の瞬間、巨大な爆発が起こる

オールフォーワン
（【衝撃反転】
　君の放った力は全て君に返って…）

オールマイト
「そうだよ」

オールフォーワン
「！？」

オールマイト
「先生として…叱らなきゃ…
　いかんのだよ！

　私が叱らなきゃ…
　いかんのだよ！！」

オールマイトのマッスルフォームが
解除される煙が出ている
背景には叫んでいるデクの顔

オールフォーワン
「…なる程醜い」

オールフォーワンが
オールマイトを押し始める

オールフォーワン
（吹かずとも消え行く…
　弱々しい残り火）

風吹く闇の中で燃える
小さな焚き火の描写

焚き火の前に膝をつく
トゥルーフォームマイト

そして焚き火を手で包み
風から守るようにする

オールフォーワン
（抗っているのか
　役目を全（まっと）うするまで
　絶えぬよう必死で抗っているのか）

志村
【限界だーって感じたら思い出せ】

目を見開くオールマイト
左腕がマッスルフォームになる

オールマイト
（【象徴】としてだけではない…！
　お師匠が私にしてくれたように…
　私も、彼を育てるそれまでは」

オールフォーワン
「そこまで醜く抗っていたとは…
　誤算だった」

オールマイト
（まだ、死ねんのだ！！）

オールマイトが左の全力スマッシュを
オールフォーワンに叩き込む



煽り
「その拳。未来を信じ、次代へ繋ぐ！」

僕のヒーローアカデミア ネタバレ 94話へ続く