メジャーセカンド ネタバレ 55話
『憧れ』

--------------------------------------

【大吾家】

大吾の家まで来た大吾と道塁
庭のケージを見る道塁

道塁
「へぇ…これが茂野くん家か～
　凄いね、ゲージまであって…！」

大吾
「じゃあ、軽くキャッチボールから
　やろうか」

道塁
「あ、ごめん
　ちょっと喉乾いちゃったから

　お水飲ませて
　もらってもいいかな？」

道塁が吾郎のトロフィーなどが
飾られた棚を見つけ、目を輝かせる
（道塁は五郎のモノが見たかった様子）

道塁
「えーっ！？茂野吾郎！！
　え？え！？

　もしかして茂野君のパパって
　もしかしてこの人！？」

大吾
「う…うん」

道塁
「そうなんだ、へ～

　うわーこれサイヤング賞の時の
　記念盾！？

　ひゃあ、これワールドシリーズの
　優勝リングじゃん！」

中でもチャンピオンリングには
思い入れがあるよう道塁

道塁
「第7戦でうちのパパが負けてなけりゃ、
　うちにあったかもしんないのよね」

大吾
「え…あ、ああ…
　そうだったんだっけ

　俺まだ生まれる前の事だし、
　よく知らないけど…

　詳しいね、眉村さん」

道塁
「うん。DVDでよく観たからね
　パパを倒したこの茂野吾郎って、
　何者なんだよちくしょ～ってね」



道塁
「やっぱりパパに憧れて
　野球始めたの？」

大吾
「う、うん」

道塁
「じゃあピッチャー目指さないの？」

大吾
「え…ああ…俺、地肩が強くないし」

道塁
「それだけでピッチャー
　あきらめるなんて

　茂野君、パパへの【憧れ】
　ちょっと足りないんじゃないの

　ワールドシリーズの試合の事も
　よく知らないみたいだし

　多分、あたしの方が
　茂野吾郎のこと尊敬してるよ」

大吾と道塁が庭へ出る



肩慣らしのキャッチボールのはずが、
道塁の力の入った球が来て大吾落球

--------------------------------------

佐倉が大吾に怒りながらも
茂野家へと来る

渉も佐倉の後をつけて来ていて
茂野家に来る

渉
「ミチル…対戦相手と
　仲良くするな」

渉が道塁を連れ帰ろうとする

佐倉もミーハー女を追い出そうと
大吾に言い寄る

だが大吾は道塁の球への
興味で頭がいっぱい

道塁もどうせ2～3球見せれば
あきらめるでしょ、と舐めてる

渉も仕方なくマスクをかぶる

--------------------------------------

道塁が実際に玉を投げ始める
最初の玉を見た大吾

大吾
（こっわ…すげー右から
　こっちに向かってくる感じだ）

次を打とうとする大吾だが
綺麗にストライクが決まる



佐倉
（やだ…かっこいいー！！
　女の子だってこんな凄い球
　投げられるんだ！)

渉
「これで満足したろ

　お前のスイングじゃ
　ミチルの球は打てんよ
　
　じゃあな」

大吾
「ま、待てーい！早すぎっしょ
　たった3球で何がわかるんだよ！
　
　そうだ！もうちょっと投げてくれたら
　親父のサインボールあげちゃうぞ！！」

道塁
「え…ほんとに！？やるやる投げる！」

渉
「ミチルー！！」

煽り
「全ては週末の大一番のため
　大吾も積極的(はぁと)」

メジャーセカンド ネタバレ 56話へ続く