トリコ ネタバレ 374話
『食い合い』

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煽り
「悪魔の掟！！」

ナレーション
「【グルメ細胞の悪魔】が同じ
　【グルメ細胞の悪魔】を食べる事はまず無い

　悪魔は食欲そのものが実体化した存在
　言わば純度100パーセントのグルメ細胞…

　仮にニトロがニトロを補食した場合、
　お互いのグルメ細胞（食欲）が強すぎて
　細胞を消化しきれず

　最悪2体とも爆死（パンク）してしまう

　【グルメ細胞核】である前菜【センター】を
　ニトロが星のフルコースから
　除外しているのはそのためである

　悪魔（ニトロ）たちがセンターを
　直接食すことは危険なのだ

　しかし…強すぎる細胞は時に…
　他のグルメ細胞を取り込む…

　ドン・スライムを貪ったネオのように…）

アトム
「次郎の奴もそうだったな…
　多数のニトロを食って
　あのバカげた強さを手に入れたんだ

　それにしても…
　【ネオを食う】とはバカげてる…

　ましてやフルコースに入れるなど正気じゃねェ
　体が耐えきれずバンクするぜトリコ」

ペア
「！」

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アカシア
「私を…食う…？【神】を食うだと！？
　これ以上の侮辱があるのか…！！
　トリコ…！！」

トリコ
「侮辱じゃない、この上ない敬意だ」

アカシア
「もういい、やめだ…

　…敬意？ならば私も最後ぐらい…
　敬意を見せよう

　箸…フォーク…スプーン…
　神は何で食事をすると思う？」

その時、トリコの中から赤鬼が飛び出す

赤鬼
「トリコ！！」

トリコ
「！！」

アカシア
「【素手】だ！！
　【美食の手（グルメハンド）】！！」

強烈な張り手がトリコを襲う

トリコ
「ぐぉあっ！！」

その時、青鬼も飛び出してくる

青鬼
「ひゃぁあぁあ！！」

吹き飛ばされるトリコ本体を
青鬼が引っ張る

青鬼
「少し…ふんばってなよトリコ！！」

アカシア
「！」

青鬼
「ブルースピット！！」

アカシア
「おぉ！！」

トリコのアイスピックのような攻撃を繰り出す青鬼
その槍はアカシアの体を突き抜けて宇宙へ

アカシア
「ぬおっ！！」

青鬼
「デビルフォーク」

アカシア
「誰だてめぇは
　【美食の拳（グルメパンチ）】！！」

強大な2つの力がぶつかり合い、
爆風に翻弄されるトリコ

トリコ
「うおぁあ！！」

アカシア
「美食（グルメ）…」

アカシアが構える

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その時、何かに気付くアカシア
上からGODの舌が降ってくる

アカシア
「！！GOD！！」

アカシアを見ているGOD

アカシア
「ちィ、ネオ！！」

アカシアにGODの舌が直撃する

だがネオがGODの舌の先端にしがみつき、
シャクシャクと捕食し始める

GODはその舌を地上に向け、
思い切り叩き付ける

その強烈なな勢いにより、
地球の反対側にまで飛び出すアカシア

アカシア
「…がふっ」

それでもネオは咀嚼を止めない
GODもそれに気付き雄叫びを上げる

そして何度も何度もその舌を
地球に叩き付けていくGODの

そのたびに地球の裏側まで
突き抜けていくアカシア



アカシア
「ぬぅぅああ！！GODぉおお！！
　お前は…血の一滴も残さんぞぉぁ！！」

激怒したアカシアを見て
ブルーニトロ達が慌てる

ペア
「しまった…アカシアがダメージを
　GODが強いぞ！！」

アトム
「オレたちも調理に加わろう！！」

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アトム達が動こうとした所で何に気付く

トリコ
「ジェットネイルガン！！」

トリコの攻撃をギリギリでかわすアトム

アトム
「ぐぉっ！！」

トリコ
「お前は確か…
　【ベジタブルスカイ】で一度会ったな…

　そしてお前は…
　【エリア７】で世話になった

　バンビーナからペアを入手するためとは言え…
　オレ達を修行してくれたのはあんただ…

　これでも感謝はしている」

アトム
「…トリコ…
　確かにあの時はオレも…

　お前達に潜む【食欲】に
　一筋の希望を抱いたものだが…

　大きく期待が外れたな…」

背景には偽カカの時のアトムの描写

偽書か
【この4人の中に潜む…グルメ細胞は…
　ひょっとしたら猿王をも…】

トリコ
「どう外れた？期待を上回りすぎたか？
　猿王にすら歯が立たんお前らが
　これ以上丸腰で踏み入る所じゃねーって
　言ってんだよ！！」

ペア
「言ってもムダだ、殺るぞ」

トリコ
「来い、ブルーニトロ！！
　ちなみにオレは丸腰じゃねーぜ！！」

トリコ
（【食欲兵器】の…
　起爆スイッチを押してある）

トリコがペアに対し青鬼を、
アトムに対し赤鬼を繰り出す



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【スタージュン達 vs 元美食會】

グリンパーチ
「ひゃ－－－っ！！！
　ワームブレス！！」

グリンパーチのマシンガンのような攻撃を
全て剣でさばき切る料理長クロマド

だが受け止めた剣には無数の虫が付着し、
使い物にならない状態になる

トミーロッド
「繭保存」

口から巨大な糸を吹き出し、
クロマドを包み込むトミー
そこにスタージュンが襲い掛かる

スタージュン
「一刀、焼き切り！！」

その場に崩れ落ちるクロマド

スタージュン
「相手が三虎様（ボス）でなくてよかったな…
　ウソでも最期は【正気に戻っていた】と
　伝えておこう」

その後ろでハイタッチするグリン＆トミー

トミーロッド
「グリン、ナイスコラボ！！」

グリンパーチ
「はやく毒飲みたーい♡」

その時、急に溶け出すぐグリン＆トミー

トミーロッド
「あぅ…」



スタージュン
「グリン！！トミー！！」

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そこへ現れるジョア

ジョア
「おやおや彼らは…
　菌への対処を怠っていましたか…
　ならば即死はまぬがれませんね」

ジョアの背後にはココ・サニー・ゼブラが
横たわっている

スタージュン
「…まさか…もう！？」

ジョア
「もうではありません…

　【裏のチャンネル】で
　1時間近く闘っていました…

　私もヒヤっとしましたよ…

　なかなかどうして
　彼らは骨がありましたね…

　しかし【運】が無ければ…
　死にますよね…

　あなたも片付けて…
　とっととGODの調理を済ませましょう」

スタージュン
「…お前……私が誰の子か…わかるか？」

ジョア
「…？」

第三の目を開眼するスタージュン



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【大竹サイド】

GODへと近づいた大竹

大竹
（見える！！
　見えるぞ…GODの【食欲】が…！！

　エネルギーを吸われるルートが見える…！！
　ここだ！！）

大竹が飛び上がり、
GODの鱗の一つにしがみつく

大竹
（よし掴んだ！！ここからだ！！）

大竹
「！！」

大竹
（な…なんだこれは…）

煽り
「大竹が見たものとは！？」

トリコ ネタバレ 375話へ続く