フェアリーテイル ネタバレ 490話
『フェアリーテイルZERO』

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ユニバースワンを発動したアイリーン
フィオーレ全体が光に包まれる

ルーシィナレ
（その日、フィオーレは光に包まれた
　光に導かれ辿り着いたその先は…）

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【回想～100年以上前～】

森、泣いているメイビスと
少女のゼーラの姿（顔は出てない）

メイビス
「お願い行かないでゼーラ…
　1人はやだ、1人はやだよぉ…」

ゼーラ
「メイビス、1人じゃないよ」

メイビス
「いやだぁあぁぁあ
　これからもずっと一緒がいいよぉ
　ゼーラァァぁ」

メイビスを抱きしめるゼーラ

ゼーラ
「メイビス、妖精は
　どこにいるか知ってる？」

メイビス
「…私の…心の…中…」

ゼーラ
「じゃあ私は？」

ハッとした表情になるメイビス

メイビス
（これはお別れじゃない…）

【回想終了】

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【フェアリーテイルギルド～地下～】

裸のメイビスが目を覚ます
周りには誰もいない

メイビス
「カナ！！カナ！！
　どこですかーっ！！」

立ち上がるメイビス

メイビス
「う…まだ体が思うように動かない…
　カナーッ！！」

メイビスが指をパチンと鳴らし
魔法で服を身に纏う



メイビス
「大丈夫、魔法は使える…
　幻の服ですが…」

メイビスがよろつきながら
階段を上がっていく

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ギルドの上の階の酒場まで来たメイビス
だがそこにも誰もいない

メイビス
「ギルドに誰もいない…
　さっき辺りが光って…
　一体何が…」

その時、椅子に座っている人物に気付く
そこにいたのはゼレフ



メイビス
「ゼレフ！」

ゼレフ
「メイビス」

メイビス
「ギルドの皆は…あなたが…！！」

ゼレフ
「いいや…僕じゃないよ
　実を言うと僕も困惑しているんだ、
　この状況に」

メイビス
「なぜあなたがここに…」

ゼレフ
「なぜ君は生きているんだ…」

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【ナツ達サイド】

森のなかにいるナツ

ナツ
「何が起きたんだー！
　つーかここどこだよっ！！」

ナツに乗っかられてるルーシィ
（ナツの両手がルーシィの胸にある）

ルーシィ
「あたしの上なんだけど…」

ルーシィの腕の下にはハッピー

ハッピー
「ぐみゅう」

ナツ
「ルーシィ！！ハッピー！！」



ルーシィ
「あたしたち確かオーガストの
　魔法をくらって…」

ナツ
「いやアレはオレが相殺した
　ある程度、熱系の魔法で助かったな」

ルーシィ
「アレ相殺してたの？」

ハッピー
「問題はオイラたち何で
　こんな所にいるのかって事だね」

ナツ
「メストとブランディッシュの匂いがしねえ
　つーかオーガストの気配もねえ」

ルーシィ
「一体何が起きたの…？」

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【グレイ達サイド】

砂と岩石がある場所に
グレイ、エルザ、ジュビアがいた
（エルザは眠っている）

グレイ
「空が光ったと思ったら…
　景色が変わった…？
　いや…オレ達が移動したのか？」

ジュビア
「グレイ様ーっ！！ダメです！！
　ウェンディもシャルルも
　見当たりませ…ん」

グレイ
「次はオレが探してくる
　エルザを頼む」

ジュビア
「はい」

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【ウェンディ達サイド】

砂と少しの草木が生えている場所に
ウェンディ、シャルルはいた

ウェンディ
「グレイー！！ジュビアー！」

シャルル
「エルザー！！」

ウェンディ
「どうしよう、はぐれちゃったみたい」

シャルル
「匂いは？」

ウェンディ
「ダメ」

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【マカロフ達サイド】

海辺の砂浜にいるマカロフ達他メンバー



マカロフ
「これは一体…」

ギルドメンバー
「どうなってんだ突然！？

　なんでこんな場所にいんだ？
　何が起こったんだ！？

　何人かメンバーがいないぞ！！」

カナ
「初代は！？
　誰か初代を見なかった！？」

ウォーレンが手に持った小型の画面を見る

ウォーレン
「何だコレ…おかしいぞ…」

マックス
「いいから早く今の場所割り出せよ」

ミラ、リサーナもこの場にいた

ミラ
「え？」

リサーナ
「何でみんながここに…」

ジェット
「ミラ…リサーナ…」

ドロイ
「確か北へ向かったハズじゃ…」

ミラ
「空が光って突然…」

マカロフ
「こっちも同じ状況じゃ…」

望遠鏡で周りを見ていたアルザック

アルザック
「敵だーっ！
　すぐ近くに敵の大軍がいる！！
　こっちに向かってる！」

ミラ
「マスター！」

マカロフ
「戦闘準備じゃ」

一同
「オオオオオオ！！」

1人青ざめるウォーレン

ウォーレン
「フィオーレの形がおかしい…」

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【オーガスト＆ブランディッシュ】

木々が生えている丘に
ブラン、オーガストがいた

木の木陰でブランが
オーガストのケガを手当てする

ブランディッシュ
「これで大丈夫…
　キズ口は小さくしたわ」

オーガスト
「…」

ブランディッシュ
「オーガスト、何をしたの？」

オーガスト
「私ではない、アイリーンの圧縮術じゃ」

ブランディッシュ
「圧縮術…」

オーガスト
「大地全土に魔法を
　付加(エンチャント)させ、
　形を変えた」

ブランディッシュ
「大地の形を…」

オーガスト
「その影響で人々は
　【新たな形】の上に再配置された
　ランダムにな」

ブランディッシュ
「何の為にそんな事を…」

オーガスト
「特定の人物を特定の場所へ
　配置した際の反作用じゃ

　おそらく陛下をフェアリーハートの近くへ、
　アクノロギアをできるだけ遠くへ」

ブランディッシュ
「戦争を早く終わらせる為か…」

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【メイビス＆ゼレフ】

メイビス
「つまり王国中の人々のいる場所が
　バラバラになった」

ゼレフ
「もちろん僕の仲間達もね
　それだけじゃない、

　フィオーレの面積も小さくなっている
　1/20…それ以下かもしれない」

メイビス
「フェアリーテイルとアルバレス軍の
　遭遇率を上げる為…」

ゼレフ
「だろうね…アイリーンなりに
　戦争の早期終結を狙っているんだよ」

メイビスの方へ歩み寄るゼレフ

ゼレフ
「そして僕の目の前に
　フェアリーハートがあるという訳だ」

メイビスとゼレフが見合う



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【アイリーンサイド】

どこかの城のような場所玉座に
アイリーンが玉座に腰をかける

アイリーン
「初めて使う魔法だったけど…
　うまくいったみたいね

　とりあえず陛下はギルドへ

　アクノロギアは海の向こうにでも
　いるのかしら

　さて…実はコレ、私もどこにいるか
　分からない所が面白いのよ

　どこかしら、ここは」

アイリーンの目の前には
ヒスイ、アルカディオスの姿

アルカディオス
「な、何者だ？」



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【ナツサイド】

歩いているナツ達

その時、ハッピーが
目の前の建物を指を差す

ハッピー
「見て！」

ルーシィ
「カルディア大聖堂と
　王城(メルクリアス)！？」

ナツ
「こんな近かったっけ？」

ルーシィ
「別の町にある建物が同じ場所に…」



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ルーシィナレ
（光に導かれ辿り着いたその先は
　歪んだフィオーレ王国

　あらゆる人や建物がバラバラになり
　別の世界に迷いこんでしまったみたい

　ここに待つのは希望か…絶望か…）

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【ガジルサイド】

水辺で目を覚ますガジル

ガジル
「ゲホッ、ゲホ、うう…
　どこだここは…オレは確か…死…」

その時、ガジルが目の前で
靄の塊が浮かんでいるのを見る

ガジル
「！何だオマエ、地獄の住人か？」

その靄の塊が何かを話す
だが、声がハッキリと聞こえない

ガジル
「あ？誰だオマエ…」

靄の塊が人の形へと変わっていく
その姿はゼーラだった

ゼーラ
「私はゼーラ
　はじまりの妖精の1人」



煽り
「混沌と化した戦場に
　【道】を照らす光が…」

フェアリーテイル ネタバレ 491話
『母と子』に続く