ブリーチ ネタバレ 682話
『The Two Sided World End』

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【尸魂界】

煽り
「舞台は尸魂界（ソウルソサエティ）、
　最後の決戦の地へ」

クインシーとの激戦により
破壊の跡が見られる瀞霊廷

そこへゲートが現れて
出てくるユーハバッハ

ユーハバッハの目前には
椅子に拘束された藍染がいた

藍染
「意外だな、まさか貴方と再び
　尸魂界で会う事になるとは
　ようこそ、私の尸魂界へ」

藍染を見てニッとするユーハバッハ

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【石田サイド】

階段を登っている石田が
一護の元へと急いでいる

その時、誰かの気配に
気付く石田

石田
「誰だ！」

次の瞬間、石田の足元に
滅却師の矢が突き刺さる

？
「持って行け！」

石田
「！」

石田が上の方を見上げると
竜弦と一心がいた

石田
「竜弦！！と…黒崎のお父さん…
　どうしてここに…！？」

竜弦
「その鏃（やじり）を渡しに来た
　持って行け！」

石田
「鏃…！？」

地面に突き刺さった矢の先には
鏃がついていた



竜弦
「【聖別（アウスヴェーレン）】に
　かけられた滅却師は全て
　心臓に銀の血栓ができて死ぬ
　その銀を集めて作った鏃だ！」

その時、石田が思い出す
母親の遺体を解剖する竜弦の姿を

竜弦
「お前が撃つべき鏃だ」

真っ直ぐな目になる石田が
地面の鏃を拾う

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【一護サイド】

一護、恋次が門の中を進んでいる
2人の他は誰もいない
その時、急に一護がつまずく

恋次
「大丈夫か、一護！」

一護
「ああ…悪い…大丈夫だ…」

一護の肩を支える恋次

恋次
「オラ！立て！」

一護
「…恋次…よかったのか…？」

恋次
「あ？何がだよ」

一護
「そんな傷で…お前もルキアと一緒に…
　…井上の所に残ってよかったんだぞ…」

直後、一護に頭突きをする恋次

一護
「あいっ！」

更に一護の左頬を殴る恋次
更に殴ろうとする恋次
右手でガードする一護

一護
「まてコラ！！何発殴る気だ！！」

恋次が一護の拳に拳を当てる

恋次
「…今、ここにてめえしか
　居ねえから言うぜ

　ずっとだ…もうずっと…
　何十年も俺とルキアは…

　すれ違えもしねえぐらい
　遠く離れちまってた

　その距離を元に戻してくれたのは
　お前だ

　だから俺は決めたんだ

　お前が進めなくなった時は
　俺が背負ってでも進んでやるってな

　今までもこれから先も
　お前が死ぬまでずっとだ

　…分かったら二度と
　俺に残れなんて言うな

　俺も今のセリフは
　二度と言わねえからよ」

恋次の言葉にいい顔をする一護



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【ユーハバッハサイド】

ユーハバッハが黒い影を発動する
その影が藍染の所で爆発する

煙が晴れると椅子だけ破壊され、
自由になっている藍染の姿

藍染
「意外だな

　てっきり霊王宮（うえ）で
　勝負をつけるものだと思っていたが

　どうやら予想以上に
　黒崎一護に手こずったと見える」

ユーハバッハ
「自分の苦悩を私に投影するのは止せ
　黒崎一護に敗北したのはお前だ」

藍染
「…いずれにせよ

　あの忌まわしい椅子を
　壊してくれた事には礼を言おう

　お陰でこうして貴方を阻止できる」

手の拘束も全部外す藍染
周囲に霊圧を放っていく

ユーハバッハ
「私と戦うか尸魂界の為に？
　それでお前に利があるとは思えんな」

藍染
「利では無いよ
　私は常に私を支配しようとする者を
　打ち砕く為にのみ動く」

ニッと笑うユーハバッハ

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その時、ユーハバッハの背後に
斬魄刀を構えた一護、恋次の姿
一護、恋次が攻撃を仕掛ける



だがユーバッハの背中の霊王の眼が
その攻撃を捉えていた

一護達の攻撃は防ぐユーハバッハ
地面に降り立つ一護、恋次

ユーハバッハ
「…一護、恋次
　随分と早い到着だ

　視えていたぞ

　お前たちが来る事も
　その剣が元に戻っている事も

　そして、それが再び折れている事も」

一護の斬月にヒビが入っている



一護
「！！」

ユーハバッハ
「…綺麗に折ったつもりだったのだがな
　何とも忌々しい幸運だ、一護」

右手を構えて霊圧を纏うユーハバッハ

煽り
「再び相見える！！
　いざ、決戦の時！！」

ブリーチ ネタバレ 683話へ続く