ブリーチ ネタバレ 685話
『無欠の果て』

Cカラー
「青空の下でキリッとしている一護」

煽り
「一護、凛と立ちて一五年」

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煽り
「盃を傾け語る、在りし日の想い出、
　進むべき未来への見通しを…
　されど返る言葉は無し…」

屋根椅子付きの
墓のような石の前で、

お猪口1杯の酒を呑みながら
話しかけている京楽



京楽
「…漸く、片付けが終わりそうだよ
　あと一区画ほどに石畳を貼り終えれば
　一先ず完了らしい」

瀞霊廷を見渡す享楽

京楽
「…十年か…
　時間はかかったけど

　あの滅茶苦茶な状態からでも
　何とかなるもんだねェ」

そこへ七緒が呼びに来る

七緒
「総隊長─っ！
　もう時間ありませんよ！
　早くして下さい！」

京楽
「…やれやれ、総隊長の
　忙し無さには慣れないね

　山じいの凄さを思い知るよ
　それじゃ、また来るよ、浮竹」

七緒
「総隊長─！！」

京楽
「はァい、今行くよォ」

標には【浮竹十四郎】の文字
隊舎へと歩いて行く京楽と七緒

その背後の地面の床から
何か黒いモノが出てくる



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【マユリサイド】

工場のような十ニ番隊舎の描写
隊舎の中でモニターを見ているマユリ

マユリ
「……フン、やっと西五十五区が
　完成するかネ

　全くモタモタと待たせてくれる…

　これで漸く瀞霊廷全域に
　秘裏条網を拡げられるヨ

　サテ…そうとなれば
　現地調査に向かうとするヨ

　ついて来い！眠八號」

幼女ネム
「はいっ！マユリ様！」

マユリ
「…声が大き過ぎるヨ…
　全くお前は…

　どうしてこうなって
　しまったのかネ…」

幼女ネム
「はいっ！すみませんマユリ様！」

十ニ番隊舎を出て行くマユリ、ネム



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【剣八サイド】

剣八を先頭に歩いている一角、弓親
整列し頭を下げる十一番隊死神達

死神達
「お疲れ様です更木隊長！！
　お疲れ様です！お疲れ様です！！」

剣八
「やかましいぞ！！
　昼間ッからそんな疲れるか！！」

死神達
「ヒィッ！？

　そりゃそうっスよね！
　スンマセンしたァ！！

　ご機嫌うるわしゅう
　更木隊長！

　うるわしゅう！
　ご機嫌うるわしゅう！」

一角
「…そりゃそうと隊長…
　今日って一番隊舎っスよね？
　こっちでいいんスか？」

剣八
「あ？何言ってんだ
　十三番隊仕切りなんだから
　十三番隊舎だろ」

一角が弓親に聞く

一角
「…一番隊舎だよな？」

弓親
「僕知らないよ、三席だもん
　キミがしっかりしてよ」

剣八
「…いいか一角…

　そもそも俺が道によく迷ってたのは
　やちるのせいだ！

　やちるの居ねェ今…
　俺が道に迷う訳が無ェ！」

少しの沈黙の後、弓親を見る一角

一角
「…」

弓親
「えっ、僕！？僕は隊長の
　言う通りだと思うなあ～！」

剣八
「わかったらとっとと行くぞ！
　チンタラしてんなよ！」

走り出す剣八

一角＆弓親
「あっ、待って下さいよ隊長―！！」

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平子達が遠くの方を走る剣八達を見る

平子
「ん？十一番隊やんけ
　なんで明後日の方行ってんねん」

雛森
「道に…迷ってるんですかね…？」


平子
「道に迷てる奴のスピードちゃうやろ」



雛森
「あたし呼び止めてきます！」

平子
「ウソやん、やめとき！
　俺らまで巻き添え食って
　遅刻したらどないすんの！」

雛森
「でも…」

平子
「デモもプリプロもない！
　ええ大人なんやから放っとき！
　隊長命令や！」

雛森
「…平子隊長って…
　どうでもいい時だけ
　隊長命令使いますね…」

平子
「ははーん価値観の違いやな！
　どうでもええ時には使てへんで！
　使いたいときに使てんねん！」

雛森
「…」

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崖から飛び降りる射場

射場
「うおおおおおおおッ！！
　しゃアい！！！」

地面を砕きながら着地する射場
崖の上の部下の死神達

死神
「お…俺ら無理ですよ、隊長ォ～」

射場
「気にすな！
　おどれらは後から来い！！」

そこに通りかかる日番谷、乱菊、
檜佐木、拳西

日番谷
「鍛錬場から出勤か
　毎日精が出るな、射場隊長」

射場
「日番谷隊長！

　いや…まだまだ儂は
　隊長の器じゃないですけん

　この鍛錬を欠かしたら…
　隊長じゃあ居れんような
　気がするんですわ」

日番谷
「…そうか…立派な心意気だ…

　隊長になるにはそういうものが
　必要なんだろうな

　誰かに聞かせてやりたいぜ…」

乱菊
「わー！誰だろ！修兵ですかね！？」



拳西
「そうだな、よく聞いとけ、修兵」

檜佐木
「聞き捨てならないっスね、乱菊さん！」

乱菊
「言っとくけど
　今のあんたの隊長の発言
　こっち派だからね」

檜佐木
「俺こそ言っときますけど！
　俺もうとっくに卍解
　修得してんですからね！」

乱菊
「あたし結局、それ見てないもーん」

日番谷
「俺も見てねえ」

乱菊
「卍解するするサギじゃないのー？」

拳西
「俺も見てねえな」

檜佐木
「うそだあ！
　隊長は見てるじゃないですか！！

　しょっ…
　しょうがないじゃないっスか！

　あれからずっと使う機会
　なかったんだからー！」

乱菊
「言い訳じゃん」

拳西
「言い訳だな」

檜佐木
「そっちつくのやめて下さいよ隊長！！」

日番谷
「…まあ、十年使う機会が無かったってのは
　良い事なんじゃねえか

　十年、平和が保たれたって
　ことなんだからな

　その十年の締め括りに…
　今日の式は相応しいと俺は思うぜ」

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【一番隊舎】

平然と立っている剣八と
息を切らしている一角と弓親

砕蜂
「遅い！何をしていた！」

剣八
「あァ？瀞霊廷一周してきたんだ
　逆に早えェぐらいだろ」

砕蜂
「何故この大事な日に
　瀞霊廷一周してきたのかと
　問うているのだが？」

睨み合う剣八、砕蜂

勇音
「ととっ…とりあえずお二方とも
　中へ入りましょ！
　ねっハイ！どうぞ！（汗」

清音
「姉さんも同じ隊長なんだから
　あんなヘコヘコしなくていーのよ！」

勇音
「無理言わないでよォ～…」

勇音（左）も清音（右）も
髪型が変わっている



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【護廷十三隊】

隊長達が並んでいる
ローズ、白哉、リサがいる
リサは隊長になった様子

七緒
「それでは此より護廷十三隊、
　新隊長着任の儀を執り行います！
　新隊長は中へ！」

ルキアの隣の恋次

恋次
「…なんつーカオしてんだよ
　心配すんな

　緊張して足ヒネったら
　肩車してやるからよ！」

ルキア
「う…っうるさい…！…ふぅ…」

深呼吸するルキア

七緒
「十三番隊隊長、朽木ルキア！」

ルキア
「はい！」



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【技術開発局】

阿近
「あれ？隊長どこいった？
　…っと、そうか今日は
　例の新隊長のアレか」

鵯州
「いや、なんか復興地区の
　調査に行ったぜ」

阿近
「何でだよ！？」

鵯州
「副隊長のオメーが知らねえのに
　俺が知るかよ」

阿近
「参ったな…しょうがねえ
　呼んでくるか…」

鵯州
「なんかあったのか？」

阿近
「いや…計器に妙な
　反応があるんだよ…

　十年前の…ユーハバッハの霊圧に
　よく似てる…」

計器に映る霊圧の揺らぎ…


　
煽り
「霊圧の正体は！？次号、最終回！！
　その衝撃を見逃すな！！

　Cカラーで次号完結！！
　更に重大発表アリ！！」