東京喰種:re ネタバレ 88話
『はっぱ』

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煽り
「積年の恨みの火種は、
　決して尽きることはなく…」

前回より時間は遡る
タタラと対峙している法寺達

古びた廃墟に立っているタタラ

明かりの代わりに薪をくべた台が
幾つも並べられている

パチパチと燃え盛る炎の横で
感慨深そうに立っているタタラ

タタラ
「法寺、俺は嬉しい

　今日で全てが終わる
　兄への無念もお前への憎しみも

　そして…【アオギリの樹】も」

法寺
「…ええ、全てが終わるでしょう
　あなたには死んでもらいます」

タタラ
「…お前、やっぱり嫌いだよ」

タタラが手を上着の襟にかけて
コートを脱ぎながら赫子を発動していく

全身が赫子に包まれるタタラ
その姿が赫者化していく

幾つもの目が浮かんで
ぎゅるぎゅるっと動いている

CCG捜査官達
「か…赫者…」



法寺
「…似ていますね、兄に」

タタラ
「ほじ ほじ ほ～～じ」



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次の瞬間、タタラが一瞬で
捜査官達の眼前に距離を詰める

タタラ
「ほ」

捜査官
「！！ひっ…」

タタラ
「うじ」

タタラの腕の一振りで、
捜査官数人の首が飛ぶ

更にタタラが後方の捜査官に
歩み寄ってくる

タタラ
「ほお ほおお～～～～
　ほおおおお～～～～」

アキラ
「羽赫総射ッッ！！」

アキラの言葉で射撃する捜査官達
その攻撃をタタラは両腕でガードする

タタラ
（も　え　ろ）

タタラが炎を纏った口で
捜査官の顔を噛みちぎる
一瞬で顔面が燃え上がっていく

CCG捜査官達
「いやああああああああああ！！
　ぎゃあああああああ！！」



更にタタラが火炎放射機のように
燃え盛る炎で捜査官達を火だるまにする
何とか炎を防いだ様子のアキラ

アキラ
（高密度の赫子の放出は
　4千℃を超える高熱の熱射となる…
　…炎の舌…か）

地面には1人の捜査官が
全身火だるまになっている

法寺
（炎にくべる薪は）

法寺
「…私への復讐心ですか」



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タタラがもう一度炎を溜める

タタラ
（炎の強さは…そのまま、
　兄への想いの強さ…）

タタラが再び炎を放って
捜査官達を飲み込んでいく

タタラ
（憎悪の火は果たされるまで
　燃え続ける）

CCG捜査官達
「ぎゃああ！！ぐがああ！！」

クインケケースを投げ出すアキラ
アキラは取り出した【フエグチ】で
炎を何とか凌ぐ

アキラ
「回避に自信のない者は
　一旦私の後ろに回れッ
　動きを見切るまでしのぐ…！！」

アキラ
（…と言っても）

一撃で捜査官の首を折り、
炎で焼いていくタタラ

アキラ
（あるのか…隙…！！）

その時、法寺が動き出す

法寺
（…大丈夫、きちんとありますよ
　【兄とおなじ】であれば…）

法寺が両手にはクインケを構える
【甲赫/A＋ イイツウ】



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法寺が正面から飛び込んで、
タタラの懐へ入る

法寺が繰り出した一撃は
タタラの右足を掠めるのみ

タタラ
「しね」

タタラが振り下ろす拳を
法寺はゴロゴロと転がり躱す

しゃがんでいる法寺を炎が襲う
だが法寺は跳躍し炎を躱す

タタラ
「！！」

法寺
「強すぎる想いは客観性を奪います
　兄譲りの大振り、当たりませんよ」

法寺の槍のようなクインケを
タタラが両腕でガードしようとする

だが法寺のクインケは両腕を貫通し
タタラの胸へと突き刺さる

法寺
（私の中国時代（半生）は…
　その攻略（あなたの兄）に
　費やしたのですから…）

腕にクインケを刺したまま
その場から離脱する法寺

法寺
「アキラさん【赤舌】を！」

クインクケースを投げるアキラ
受け取る法寺

法寺
（赤舌連（チーシャーリェン）
　最後の生き残り…タタラ…！）

　もう憎しみの炎に身を
　焦がさなくていい）

法寺
「おわ─…り…」

【甲赫/SS 赤舌】



だがタタラが一瞬で距離を詰め
法寺の目前へと迫る

法寺
（はや…）

タタラが法寺に炎を吐く
だが直後、滝沢が現れる

滝沢がタタラの頭を抑え込み
法寺への炎の軌道をずらす

滝沢
「いょお★」



煽り
「【ジャム】求む闌入者…!」

東京喰種:re ネタバレ 89話へ続く