七つの大罪 ネタバレ 188話
『友を救う その剣 その魂』

カラー表紙
「白銀の世界で戦うメリオダス達」

煽り
「静寂に轟く、戦いの鳴動！
　白銀に刻め、その罪を！！」

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バルトラ達の所へフラウドリンが現れる
女中達を守っているジェリコ
その天井からグレイロードが現れる

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【モンスピート＆デリエリ】

城外の民家の近くに
モンスピート、デリエリがいる

モンスピート
「…飛び入りの女神族の始末は済んだ

　フラウドリンとグレイロードが
　残りを片付けるのも時間の問題

　エスカノールとかいう
　化け物はちと気になるけど
　奴が戻るまでは私達も待機だ」

モンスピートがデリエリの
髪を切り整えている



モンスピート
「…という訳で、できたよ
　感想の程は？」

デリエリ
「ん」

モンスピート
「…それは良かった」

モンスピートが目の前の鏡越しに
デリエリの顔をじーっと見つめる

デリエリ
「何見てんだよ、モンスピート」

ハッとするモンスピート

モンスピート
「おお…そうだ♪」

いそいそと民家へ中に入り
戻ってくるモンスピート

モンスピート
「コレコレ、家の中で見つけたんだが
　着てみたら似合うと思うよ」

可愛らしい女の子の服を
持ってくるモンスピート



モンスピートの頭をデリエリが殴る
たんこぶが出来るモンスピート

デリエリ
「ふざけっとコンボるぞ」

モンスピート
「冗談、冗談」

そう言いながらモンスピートが
視線を下げる

モンスピート
「…ではないよ
　でも、すまなかった
　ついね、つい…」

デリエリ
「…」

その時、外にいる魔神が
遠くの何かの気配を感じ取る

魔神
「キャフ？」

モンスピートとデリエリも
遠くの何かの気配に気付く

デリエリ
「これは…」

モンスピート
「感じるかい？デリエリ？」

デリエリ
「ん…」

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【エリザベス達サイド」

ホークママが森を走っている
近くの木こり達が驚く

ホークママの背中には
エリザベス、ホーク、ザラトラス
王都を目指している一同



ザラトラス
「先刻、村で聞いた
　ここ数日、王都からの避難者が
　絶えないといの噂は真でした

　王都に今までにない数の
　邪悪な魔力が集結しています…」

エリザベス
「父上…姉様達…
　どうか皆、無事で」

ホークママに話しかけるホーク

ホーク
「おっ母！！全速力で頼むぜ！！」

ザラトラス
「エリザベス様…
　やはりあなたをみすみす
　
　危険の真っ只中に
　お連れするのは反対です」

エリザベス
「なんと言われても
　私は参ります！！」

ザラトラス
「エリザベス様…」

エリザベス
「約束したんです…
　たとえあの人に何があろうと…

　私は王国と人々を守る為に
　戦い続けるって…」

女神の目になっているエリザベス



ホーク
「まぁ、安心しなエリザベスちゃん
　俺がいれば百豚力だぜ」

エリザベス
「うふっ」

ホークの言葉に笑顔のエリザベス

ザラトラス
「しかし十戒は
　一切の油断を許さぬ相手…
　化け物中の化け物です！

　まず正面からの正攻法で
　勝てる相手ではありません」

ホーク
「いや！！俺なら正面からの
　グーパン一発で勝つけどな」

ザラトラス
「そ…それは心強い…」

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その時、何かに気付くザラトラス

デリエリの所にいた魔神が
ホークママの横に現れていた

魔神
「ウキャー！！」

ザラトラス
「…まさかもう気付かれたか！！
　エリザベス様お退がり下さい…！！」

ホーク
「普通気付くわな…こんだけ目立ちゃ」

魔神が左拳を放ってくる
ザラトラスが盾で防御する

ザラトラスが魔神の腕を蹴って跳び上がり、
魔神の眉間に剣を突き刺す

ザラトラス
「【浄化(パージ)】」



地面に倒れていく魔神
ホークママが走り続ける

ホーク
「やるなぁ、ザラちん！！」

ザラトラス
「まだです子豚殿！！
　…目の前をご覧なさい！！」

前方からは5体の魔神

ホーク
「んげっ！！やべえっ！！
　団体のおでましだ！！」

魔神達が口からビームを放とうとする

ザラトラス
「母豚殿！！急旋回！！
　このままだと弾幕に突っ込む！！」

ホーク
「おっ母…回避ー！！」

だがホークママはそのまま突っ込み、
鼻の一撃で魔神達を粉砕する



降ってくる魔神の肉片を
盾でガードするザラトラス

ザラトラス
「なんというパワー！！」

ホーク
「ヒョー！！すっげーぜっ！！」

その場で踊り跳ねて喜ぶホーク
その時、ホークの口に魔神の肉片が入る

ホーク
「んがっ！！んぐっ！？
　おごええええ～～～！！」

エリザベス
「ホークちゃん！！
　ま…まさか！？」

ホークが魔神豚になる

ホーク
「プキャキャキャ！！」



ザラトラス
「子豚殿？この姿は一体…！？」

エリザベス
「ホークちゃんは魔力を持った
　生き物を食べると、その…
　変身しちゃうんです！！」

手の平を差し出すエリザベス

エリザベス
「ホークちゃん、ほらココに
　【ぺっ】して！！」

ホーク
「プキャ？」

エリザベス
「ホークちゃんしっかり～っ」

ホーク
「プキャ」

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その時、背後から声が聞こえる
現れたのはデリエリ、モンスピート

モンスピート
「翔けつけて来てみれば
　これは珍妙な集団だねぇ」

ゾクッとしながら振り返る
エリザベス、ザラトラス

デリエリがエリザベスの顔を見て
少し驚いた表情をする

デリエリ
「！！」

モンスピート
「デリエリ？どうした」

デリエリがエリザベスの前に降り立つ

デリエリ
「お前がなんでここにいる？」



エリザベス
「？だ…誰と勘違いしてるの…？」

ザラトラスがデリエリをみて
剣に手をかける

ザラトラス
「まずい…」

だがザラトラスの背後には
既にモンスピートがいた

モンスピート
「無駄な試みはやめるが賢明」

ザラトラス
（なんという強大無比の圧…
　これが【十戒】！！）

顔に冷や汗をかくザラトラス

ザラトラス
「フッ…フッ…」

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次の瞬間、ザラトラスが盾を前にして
デリエリに突っ込んで行く

ザラトラス
「ハッ！！うおおおおお～っ！！」

デリエリ
「邪魔、【連撃星(コンボスター)】」

デリエリが放った影の拳の一撃で
盾を破壊され吹っ飛ぶザラトラス

エリザベス
「ザラトラス様ーっ！！」

更にデリエリがザラトラスに追撃

デリエリ
「二撃」

デリエリがザラトラスの顔面に
右拳を振り上げる

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だがその時、デリエリの右拳が
聖櫃（アーク）の光に包まれる



デリエリ
「！！」

モンスピート
「【聖櫃（アーク）】…！」

聖櫃（アーク）を放ったのはエリザベス
一滴の汗を頬にかいているデリエリ

デリエリ
「…お前か」

エリザベス
「どうして…どうしてあなた達は
　簡単に他人の命を奪えるの…？」

冷や汗をかき震えながら言うエリザベス
その時、光に包まれたデリエリの右手の肉が
弾け飛んでしまい、骨だけになる

モンスピート
「デリエリ…！！」

ホーク
「プキャキャ」

ホークの背後には
メリオダスの部屋の窓
その窓が開く描写

右手を再生したデリエリが
エリザベスの目の前に行く

デリエリ
「間違いねぇ…やっぱりお前か…」

ザラトラス
「やめ…ろ…！」

デリエリ
「死ね」

デリエリがエリザベスに
影の拳を振り上げる

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だが次の瞬間、何者かがが割って入り
デリエリのアバラを抉っていく
胸部から肋骨が飛び出している



デリエリ
「は…」

エリザベスを何者かが抱きかかえる

エリザベス
「キャッ！」

デリエリがヨロついて
ホークママから落ちていく

モンスピート
「デリエリ！！」

飛び降りるモンスピート
助けに現れたのはメリオダスだった

メリオダス
「さてさてさーて…
　久しぶりに目覚めてみれば

　だいぶ、ひでぇ事に
　なってるみてえだ

　豚野郎は豚野郎で
　何やってんだか」

魔神ホーク
「プキャキャ」

メリオダス
「エリザベス、
　随分待たせちまったな」

エリザベス
「ううん…私信じてたもの
　あなたはきっと戻って来るって…
　メリオダス！！」

号泣するエリザベスが
メリオダスに抱きつく



煽り
「世界が待っていた、彼の帰還を
　彼の名はメリオダス

　【戒め】を討つ、最強の【罪】！！
　
　 煉獄より蘇りし英雄！！

　エリザベスとの誓いのもと、
　ついにメリオダス完全復活！！」

七つの大罪 ネタバレ 189話
『英雄 立つ！！』へ続く