テラフォーマーズ新章 ネタバレ 21話
『正義は恥じる』

扉絵
「合衆国宇宙軍特殊部隊
　SPACIALsの面々

　Whether it be burning or freezing;
　Land, sea, sky, or even space;
　All the why to our battlefield.

　陸、海、空、天（宇宙）に
　我らあり戦う時あらば何処へでも

　合衆国宇宙軍特殊部隊
　SPACIALsの標語」

煽り
「会いたかったぜ、みんな！！」

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マルコス、トーヘイ、リジー、
アミリア、ウォルフ、ダンの姿

一同
「待たせたな」

マルコス
「アメリカ合衆国宇宙軍特殊作戦部隊
　【SPACIALS（スペイシャルズ】チーム4」

ミッシェル
「隊長、【ミッシェル・K・デイヴス】だ」

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【ノア1号】

甲板に立つミッシェルを
ノア1号から見下ろすファティマ

ファティマ
「【ミッシェル・K・デイヴス】…
　ふぅぅ～ん…あれが…ねぇ…？」

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ミッシェルが燈を見つめて
呆れたように目を閉じる

ミッシェル
「…燈－…」

燈
「ミッ…」

ミッシェル
「何だ、そのタンクトップは」

燈
「えっ、あ…いやコレは
　沖縄で買いまして…

　【しまんちゅ】っていうのは
　【島の民】って意味で…」



ミッシェル
「ほう…？」

燈の頭を殴るミッシェル

燈
「痛いっ！！」

ミッシェル
「じゃあ脱ごうか…それ」

燈
「えっ？どうして？」

ミッシェル
「いいから脱げよ、ホラ早く」

燈
「やだやだ、ミッシェルさん
　発情した…！？」

再び燈を殴るミッシェル

燈
「ホワイ！？」

ミッシェル
「【ここは島じゃねぇ】からだよ！！」

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【二郎サイド】

二郎が前々回のメガネの男と
電話で話している



二郎
「そう、島でない場所から
　排他的経済水域を主張するなど
　洋上であるというだけで

　実際は武力による
　領土拡大に他ならない

　資源は濫獲され珊瑚は
　死に漁民は脅えている！！」


メガネ
「…ハハ…確かに最後の
　一押しをしたのは我々だが…

　よくアメリカが【やる】と
　分かったな」

二郎
「えぇ、やるなら今しかありません
　いざ！！正義！！」

椅子から立ち上がる二郎

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【マルコス＆加奈子】

マルコスが背中に付けた機械
【アラクネバスター】噴射装置で
一気に飛び出し、ゴキ達を蹴散らす

ゴキがマルコスの背中から伸びる
機械の腕の一つを掴む

だが機械の腕の先から
ナイフが飛び出て来て
ゴキはやられていく

マルコスがアクロバティックな動きで
独立して動く背中の機械を駆使し
ゴキを次々に倒していく



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ナレーション
「【M・O・H（モザイクオーガンハイブリッド）】

　元々は21世紀から有った【人工神経接続】や
　【ブレイン・マシン・インターフェイス】の
　延長である

　単純に言えば、脳や神経に電極を埋め込み
　脳波で機械を動かすのだ

　しかし人間が本来持つ能力以上の大規模な
　【機械化】をすると拒絶反応が起こる
　危険性が高くなり…

　拒絶反応（それ）を
　【免疫寛容臓（モザイクオーガン）】で
　抑えるという発想もあったが

　それでも知覚が人間である以上
　【自身のイメージ】と

　あまりにかけ離れた機械化は
　生身の精神と肉体を崩壊させてしまう

　かくして軍事利用はお蔵入りと
　なっていた技術なのだが…

　逆に機械部分が完全に【M.O.手術】に
　成功した者の【ベース生物】に合わせる事で
　この上ない【専用武器】となった！

　【アシガカグモの感覚器】を
　手に入れた者にとっては…
　手足は8本ある方がむしろ自然！！」

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加奈子の周囲にいたゴキ達を
あらかた片付けたマルコス

マルコス
「さぁ、加奈子！！
　合体しよう！！」

加奈子
「えっ…ヤダ///」

頬を赤らめる加奈子



マルコス
「何でだよ！！　
　お前ら日本人はよくやるだろ！！」

加奈子
「フザけんな！！
　私はやった事ないわ！！」

マルコスの背中の機械が
加奈子へと伸びていく

加奈子
「ちょっと！！
　変なトコ触ってくるんだけど！！
　この触手！！」

マルコス
「触手じゃねーよ、マニピだよ！
　あとオレだけじゃなくてもう一人
　合体して欲しいヤツがいるんだけど」

加奈子
「はっ！？この…変態！！」

マルコス
「そうだよ！！変態だ！！」

加奈子
「…あれ？」

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【燈＆ミッシェル】

ミッシェルに襲い掛かるゴキ達
防御しているミッシェル
燈が天移変態の為の銃を取り出す

燈
「ミッシェルさんッ！！
　腕を出して！！」

ミッシェル
「それ何秒くらいくっ付けとく
　必要があんだ！？」

燈
「30秒くらいです！」

ミッシェル
「無理だ！」

燈
（クソ…ッ！！息つく暇もねえ…！！

　確かに四方から大群で来られるのは
　初めてかも知れねぇ！！

　ミッシェルさんの
　特性（のうりょく）では相性が悪い…！！

　せめて【天異変態】ができれば…！！）



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【ノア1号】

燈達を見下ろしているファティマ達

雷博士
「おい、大丈夫なのか、これ

　【膝丸燈（セカンド）】も
　殺されるんじゃないか？

　ゴキブリめ…」

ファティマ
「大丈夫よ

　ゴキブリ達にとってどうやら…
　膝丸燈を含む特定の生物の能力者は殺さずに

　【研究の対象】になるらしいという事が
　解っているわ

　確かに【大蓑蛾の強度】と【蚕の量】を
　併せ持つ糸を出す生物は膝丸燈のみ…

　【爆弾アリ（ファースト）】の方は
　知らないケドねぇ～？

　まっ、あの女はいいでしょ
　別に死んだって」

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【燈火＆ミッシェル】

ゴキ達に飲まれていく燈、ミッシェル
だがその最中キスをしている2人



キスの体液交換により天移変態が発動、
互いに相手の能力を一時的に得る

伸ばした大箕蛾の糸の先から
爆弾アリの体液を流し込み、
周囲のゴキ達を爆破していく燈



燈
「ミッシェルさん…俺ね…今…
　すっげー興奮してますッ！！」

ミッシェル
「…調子乗ンなよ
　実刑モンのセクハラだぞこりゃあ…
　だが…私もだ！！」



ノア一号を見上げるミッシェル

ミッシェル
「さてと、どうも黒くて
　丸い虫（の）が一匹…
　飛んでいやがるなぁ…！？」

ノア1号から燈、ミッシェルを
見下ろすファティマ達

ミッシェル
「【行こうか】！燈！！」

煽り
「まさかの方法で天異変態完了！！
　最強の二人、猛る！！
　次号、燃える2人は…！！
　巻頭カラーで登場！！」

テラフォーマーズ新章 ネタバレ 22話へ続く