ワールドトリガー ネタバレ 155話
『生駒隊』

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煽り
「揺れ動く戦局！！」

ビルからビルへ飛び移る千佳
その姿を肉眼で発見する樫尾

樫尾
『雨取さん確認！』

王子
『こっちもだ
　オッキー確認』

離れたビルの上にいる隠岐を
肉眼で発見する王子

隠岐
「おっとっとぉ？」

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国近
「浮いた駒を狙った王子隊！
　隠岐隊員と雨取隊員を捉えたか！」

北添
「機動力を使って守りが薄い所を狙う
　A級だと草壁隊が得意としてる
　戦い方だよね」

当真
「だな、まともに付き合うと
　引きずりまわされるぜ」

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水上に通信する隠岐

隠岐
『王子先輩来ました
　やばいっすわ』

水上
『お前グラスホッパーあるやろ
　死ぬ気でこっち逃げて来いや』

隠岐
『短距離はともかく
　長距離は自信ないですよ』

水上
『気張れ、俺らもそっち向かってるし』

生駒と遊真は接近戦を続けている

離れた場所から水上がハウンドを
遊真に放っていく

遊真がシールドで防御しつつ
修に通信する

遊真
『千佳が狙われてるぞ
　どうする？オサム』

修
『空閑はそのまま北に向かってくれ！

　ちょうど生駒隊が合流しそうな辺りに
　ワイヤーを張ってある！
　
　千佳はぼくが迎えに行く！』



遊真
『了解！』

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国近
「隠岐隊員も雨取隊員も
　味方との合流に向かう様子！」

北添
「合流しないと浮いた駒を
　ずっと狙われるからね」

国近
「さあ仲間の所まで逃げ切れるか！」

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地面に降り立った千佳が
樫尾の姿を発見する

そのまま走りだす千佳
千佳を追い始める樫尾

樫尾に王子から通信が入る

王子
『アマトリチャーナはクーガーとは
　合流しようとしてない

　たぶん逃げる先にオッサムがいる
　気をつけなよ、カシオ』

樫尾
『了解です！』

樫尾
（三雲くんを見失ったのは
　おれの失敗（ミス）
　2人ともおれが仕留める…！）

樫尾の方を振り向かず走る千佳
その時、千佳の頭上に追尾鉛弾が現れ
樫尾へと向かって行く

樫尾
「！！」

建物が住宅のベランダに移り
追尾鉛弾を回避する



樫尾
「追尾鉛弾（レッドバレット）…！」

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【樫尾回想】

作戦室で話す王子達

王子
「アマトリチャーナはどういうわけか
　普通の弾を撃てないみたいだ

　かわりに鉛弾（レッドバレット）を
　絡めた攻撃をしてくる

　今のところ確認されてるのは
　狙撃と追尾弾（ハウンド）
　これらを封じる方法を考えてみよう

　狙撃の方は柿崎隊の
　てるてるがやったように
　物理的に防御するのが分かりやすい」

樫尾
「でも追尾弾（ハウンド）の方は
　弾数が多くて物理的な楯で防ぐのは
　難しいです」

王子
「そうだね、じゃあ発想を変えて

　【防ぐ】んじゃなくて
　【撃たせないようにする】
　っていうのはどうだろう？

　鉛弾（レッドバレット）攻撃の特徴は
　メインとサブ両方のトリガーを
　使わなきゃいけないってとこだ

　つまり絶え間なく攻撃して
　向こうシールドを使わせれば

　その間、鉛弾攻撃は飛んでこない」

【回想終了】

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樫尾が千佳にハウンドを放つ

樫尾
「追尾弾（ハウンド）！」

背中にシールドを貼り防御する千佳

国近
『雨取隊員ガードを固める！
　シールド中は鉛弾で反撃はできない！

　迫る樫尾隊員！
　追いつくのは時間の問題か！？』

樫尾が距離を詰めて行く
少し焦っている千佳

千佳
「…（汗」

その時、千佳が小さくぴょんとジャンプし、
何かを飛び越えるような動作をする



樫尾
「…！」

それを見てピクッと反応する樫尾
そしてその場で孤月を構え止まる

樫尾
（今の動きは…！）

国近
『おっと？
　樫尾隊員が止まった！』

当真
『おもしれーなチカ子
　ジャンプひとつで
　ワイヤーを匂わせた』

孤月を周囲に振るって見る樫尾
だが手ごたえは無い

樫尾
（ワイヤーはない…
　フェイクか…！）

樫尾
「くそっ！逃がすか！」

樫尾が走りつつ
千佳にハウンドを放っていく

だがその時、修が千佳の前に現れ
ハウンドをシールドで防御する



樫尾
「…三雲くん！」

直後、ハッとする樫尾
千佳の頭上に鉛弾が出現していた

樫尾
（しまった！）

千佳が鉛弾を樫尾に放つ

樫尾がグラスホッパーで
上空へ跳躍していく

だが樫尾を追ってくる追尾鉛弾
上空の樫尾が左足に3本の鉛弾を食らう

樫尾
「ぐっ！！」ｽ

重くなり下の民家の屋根に
着地させられる樫尾
すぐに修が向かってくる

修
「スラスターON！」

樫尾
「追尾弾（ハウンド）！」

千佳
「シールド！」

樫尾が修に放ったハウンドが
千佳が張ったシールドで塞がれる

修が樫尾にスラスターを振り下ろす
樫尾が斬られベイルアウトする



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国近
「鉛弾からのスラスターぶった斬り！
　樫尾隊員がここで落とされた！」

北添
「カシオはあと一歩って感じだったけど
　雨取ちゃんのはったり（ブラフ）に
　惑わされたね」

当真
「【罠があるって思わせとくだけで
　判断力の何割かは奪える】
　うちの隊長がいつも言ってるぜ」

国近
「これで玉狛第二は2点目！」
　王子隊は2人が落ちて苦しくなった！」

【現時点でのポイント】

生駒隊:0pt
玉狛第二:2pt（修1pt、ユーマ1pt）
王子隊:1p（樫尾1pt）

北添
「一番戦況を読んでるっぽい王子隊が
　一番落とされてるの皮肉だね」

当真
「まあたまにはそういう事もあるわな
　カシオが落ちたのもギリギリだし」

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【遊真 vs 生駒隊】

水上が遊真に弾を放つ

水上
「通常弾（アステロイド）！」

遊真がシールドで防御した瞬間、
何故か弾が爆発する

遊真
「！」

遊真
（炸裂弾（メテオラ）か…！）

その時、煙の先に孤月を構えた
生駒がいる事に気が付く遊真

生駒が生駒旋空を放ってくる
遊真はグラスホッパーで跳躍し躱す

だがその時、躱した遊真を
遠くのビルから隠岐が狙っていた

隠岐の遠距離射撃が
遊真の右腕に命中し吹っ飛ぶ



隠岐
「あらら、腕かい」

生駒
『隠岐ナイス
　ていうか王子（オージー）は？
　捲いたんか？』

隠岐
『振り切りました、ていうか
　途中で追って来なくなりました』

遊真
（チカ、オサム…！）

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【修＆千佳】

修
「ワイヤー張った所まで行こう！
　空閑と合流だ！」

千佳
「うん！」

宇佐美
『警戒！
　王子先輩がレーダーから消えてる！』

宇佐美のその通信は聞いた直後、
上空には既に王子の姿

修
「！！」

アステロイドを放ちつつ
攻撃してくる王子
何とか修がシールドで防御する



王子から距離を取る修

修
「王子先輩…！！」

王子
「やっと捕まえたよ、オッサム」

煽り
「直接対決…！！
　次号、修VS王子！！
　隊長同士の対決は！？」

ワールドトリガー ネタバレ 156話へ続く